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30分セットアップ

手元で開発画面を表示するまでの手順です。各ステップに、実行するコマンドと成功したときに表示されるものを書いています。表示が違う場合はトラブルシューティングを見てください。

秘密情報の扱い

このページで作る .env.local には秘密情報が入ります。コミット、Issue、Pull Request、チャットへ貼り付けないでください。.gitignore で除外されていますが、コマンドの実行結果を貼るときも値が含まれていないか確認してください。

所要時間の目安

手順目安
1. 前提ツールの確認5分
2. リポジトリの取得と依存関係5分
3. 環境変数の設定5分
4. ローカルSupabaseの起動10分(初回はDockerイメージの取得を含む)
5. 開発サーバーの起動2分
6. 動作確認3分

初回はDockerイメージのダウンロードで時間がかかります。2回目以降は数分で終わります。

1. 前提ツールの確認

必須

Node.js 22.0.0 以上npmが必要です。バージョン管理ツール(nvm、mise、Volta など)は各自の好みで構いません。

bash
node -v
npm -v

成功時の例:

v24.4.1
11.4.2

v22.0.0 以上であれば問題ありません。表示されない場合は Node.js を入れてください。

Node.js 20 では動きません

このプロジェクトが使う @supabase/supabase-js などは Node.js 22 以上を要求します。Node.js 20 で進めると、次の手順の npm installEBADENGINE という警告が出て、以降のビルドやテストでも警告が続きます。バージョンが古い場合は先に上げてください。

Git も必要です。

bash
git --version

ローカルSupabaseを使う場合に必要

このプロジェクトはデータの保存にSupabase(PostgreSQL)を使います。手元で動かすには Docker Desktop が必要です。

bash
docker info

成功時は、サーバー情報が表示されます。Cannot connect to the Docker daemon と出る場合はDocker Desktopを起動してください。

Supabase CLIは npx 経由で使うため、事前インストールは不要です。

ウォレット

/setup 以降の画面を実際に操作するには、MetaMask などのInjected Walletをブラウザに入れておく必要があります。ドキュメント修正など、画面操作を伴わない作業では不要です。

2. リポジトリの取得と依存関係のインストール

外部からコントリビュートする場合は、まずGitHub上でこのリポジトリをforkしてから、自分のforkをcloneします。

bash
git clone https://github.com/<あなたのアカウン>/initiation.git
cd initiation
npm install

成功時の例:

added 461 packages, and audited 462 packages in 5s

なぜforkするのか

henkaku-center/initiation への書き込み権限がなくても、forkからPull Requestを出せます。権限を持っている場合は直接cloneしても構いません。

3. 環境変数の設定

雛形をコピーします。

bash
cp .env.example .env.local

.env.local を開いて値を設定します。各変数の意味は環境変数一覧にあります。

セッション暗号化キーを作る

SESSION_PASSWORD は32文字以上のランダムな文字列が必要です。

bash
openssl rand -base64 32

出力された文字列を .env.localSESSION_PASSWORD= に貼り付けます。この値はターミナルに表示されるので、画面共有中の実行や、実行結果の貼り付けに注意してください。

管理画面を使う場合

/admin を確認したい場合は、自分のウォレットアドレスを設定します。

ADMIN_ADDRESSES=0xあなたのアドレス

複数指定する場合はカンマ区切りです。設定を変えたら開発サーバーを再起動してください。

HENKAKUトークンの設定

NEXT_PUBLIC_HENKAKU_TOKEN_* の4つは公開情報のため、.env.example に開発用の既定値が入っています。変更は不要です。

コピーした .env.local に次の値が入っていることだけ確認してください。空になっている場合は /setup の画面に「HENKAKU トークン設定がありません」と表示されます。

NEXT_PUBLIC_HENKAKU_TOKEN_ADDRESS=0x0cc91a5FFC2E9370eC565Ab42ECE33bbC08C11a2
NEXT_PUBLIC_HENKAKU_TOKEN_SYMBOL=HENKAKU
NEXT_PUBLIC_HENKAKU_TOKEN_DECIMALS=18
NEXT_PUBLIC_HENKAKU_TOKEN_LOGO_URL=https://raw.githubusercontent.com/henkaku-center/omise-interface/main/public/henkakuToken.png

このアドレスはPolygon上のHENKAKUトークンで、/setup がウォレットへ「トークンを追加しますか」と尋ねるときに渡す値です。値の根拠は決定事項ログに記録しています。

4. ローカルSupabaseの起動

Docker Desktopが起動していることを確認してから実行します。

bash
npx supabase start

初回はDockerイメージのダウンロードが走るため数分かかります。成功時は接続情報がJSONで表示されます。

Applying migration 20260806000001_core_tables.sql...
{"DB_URL":"postgresql://...","API_URL":"http://127.0.0.1:54321", ... }

この出力にはキーが含まれます

supabase startsupabase status の出力には SERVICE_ROLE_KEY が含まれます。この実行結果をそのままIssueやチャットへ貼らないでください。

接続情報を .env.local へ設定する

bash
npx supabase status

表示された値のうち、次の2つを .env.local へ書き写します。

supabase status の項目.env.local の変数
API_URLSUPABASE_URL
SERVICE_ROLE_KEYSUPABASE_SERVICE_ROLE_KEY

スキーマを適用する

bash
npx supabase db reset

成功時:

Applying migration 20260806000001_core_tables.sql...
{"target":"local","version":"","message":"Reset local database."}

WARN: no files matched pattern: supabase/seed.sql が出ますが、初期データのファイルを置いていないためで、問題ありません。

ローカルSupabaseの管理画面

http://127.0.0.1:54323 でSupabase Studioが開き、テーブルの中身を確認できます。

5. 開発サーバーの起動

bash
npm run dev -- --port 3000

成功時の例:

▲ Next.js 16.3.0 (Turbopack)
- Local:  http://localhost:3000
- Environments: .env.local
✓ Ready in 1200ms

- Environments: .env.local が出ていれば、環境変数が読み込まれています。

ポートの重複

すでに開発サーバーが動いている場合、同じポートに新しいプロセスを重ねて起動しないでください。別のポートを使う場合は --port 3001 のように指定します。

6. 動作確認

ブラウザで http://localhost:3000 を開きます。トップページが表示されれば成功です。

続いて、テストが通ることを確認します。

bash
npm test

成功時:

Test Files  15 passed (15)
     Tests  78 passed (78)

件数はテストが増えるたびに変わります。failed が0で、すべて passed と表示されていれば成功です。

統合テストについて

テストは単体テストとローカルSupabaseを使う統合テストに分かれています。統合テストは .env.local のSupabase設定を自動で読み込むため、Supabaseを起動した状態で npm test を実行すれば両方が走ります。Supabaseを起動していない場合、統合テストは失敗します。

最後に、他の検証コマンドも通ることを確認します。

bash
npm run build
npx tsc --noEmit
npm run lint

実行順に注意

npx tsc --noEmit は、Next.jsがビルド時に生成する型に依存します。クローン直後は npm run build を先に実行してください。 順番を逆にすると Cannot find name 'LayoutProps' というエラーが出ます。

うまくいかないとき

症状から原因を引けるようにしています。

トラブルシューティング

次に読むもの

環境ができたら、実際に変更を加えてPull Requestを出すところまで進みます。

最初のコントリビューション

秘密情報(SESSION_PASSWORD、Supabaseキー、Safeの認証情報)はドキュメント・Issue・ログへ貼らないでください。